医療法人啓光会
藍の都脳神経外科病院
AINOMIYAKO NEUROSURGERY HOSPITAL
救急病院認定/365日24時間対応
平成24年11月1日SCU(脳卒中ケアユニット)開設予定
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医療法人啓光会 藍の都脳神経外科病院
大阪市鶴見区放出東2丁目21番16号
TEL:06-6967-7727
mail:hosp@ainomiyako.net
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リハビリテーション部のご案内

 当リハビリテーション部は、PT:31名、OT:10名、ST:11名の助手3名、リハビリクラーク1名の総勢56名が在籍しています。
脳卒中の主な症状に運動麻痺を伴う筋肉のこわばりが原因となり、手足が動かしにくくなる『痙縮』という症状があります。『痙縮』は一度発現すると徒手療法では改善することが困難であり、脳卒中リハビリテーションにおいて『6カ月の壁』と呼ばれる(運動麻痺や日常生活動作が改善しなくなる時期)機能予後を決定づける大きな問題でした。当院ではボツリヌス療法や反復経頭蓋磁気刺激療法(r-TMS)、重症例ではITB療法(バクロフェン髄注療法)などの痙縮をコントロールする治療を実施しています。痙縮をコントロールすることで、より効果的なリハビリテーションを実施できる体制を目指しています。(詳しくは痙縮治療センターへ)
 当院のリハビリテーション部の特徴として、急性期病棟から回復期リハビリテーション病棟の入院患者様のリハビリテーションは全て365日体制で実施しています。最近の知見でも、脳卒中において超急性期から積極的なリハビリテーションを行うことは、その後の機能回復に大きな差が生じるという報告があります。当院では可能な限り入院当初よりリハビリテーションを開始し、早期離床、早期摂食、早期退院ができるような体制を徹底しています。また、退院後もリハビリテーションを安心して継続できるように、訪問リハビリテーション、通所リハビリテーション、そして今期には脳卒中リハビリテーションに特化したデイサービスセンターの開設を予定しております。
 我々、藍の都脳神経外科病院リハビリテーション部は、地域の方々が脳卒中になられても安心して在宅生活が送れるように、効果的なリハビリテーション医療が提供できるよう日々研鑽し、地域の皆様に信頼されるようなリハビリテーション部を目指しています。

リハビリテーション部目標

集合写真
リハビリテーション部目標

職種案内

理学療法士

運動療法によって身体機能の改善を図る。運動療法には関節可動域の増大、筋力の増強、麻痺を回復させる運動練習などの他に、寝返り・起き上がり・起立・歩行などの練習・指導を含む。

作業療法士

作業活動を通じて心身機能の回復を図り、日常生活及び日常生活関連動作や家事動作の練習・指導し、各種作業を応用して職業前評価・指導と趣味娯楽の開発・指導なども行います。

言語聴覚士

言語概念の障害である失語症と言語発達遅滞、高次脳機能障害、麻痺性構音障害、吃音、難聴の言語障害などに言語治療を行う。また咀嚼(そしゃく:食べ物を噛む動作)・嚥下障害に対する治療も言語聴覚士を中心に、医師、看護師、管理栄養士と連携して行う。

ご挨拶

主任  君浦 隆ノ介

君浦 隆ノ介

Bonita R & Beaglehole R(Stroke. 1988)は、脳卒中患者の多くは、発症より6ケ月経過するとそれ以は機能回復しないと報告しています。いわゆる「6ケ月の壁」です。
しかし、近年、脳卒中リハビリテーションは大きな転換期を迎えています。1988年当時には無かった画像診断技術の出現、t-PAや血管内治療などの脳卒中医療の進歩、ボツリヌス治療や反復経頭蓋磁気刺激装置など、最先端の技術が脳卒中リハビリテーション業界において革新的な変化をもたらしています。つまり、これらの治療技術を併用した場合「6ヶ月の壁」はもはや常識ではなくなったのです。6ヶ月どころか数年経過していても、定期的に適切なリハビリテーションが提供されていれば、全ての脳卒中患者様では有りませんが回復する人たちが出現してきたのです。


脳卒中後の機能回復には「可塑性」という、外界の刺激などによって常に機能的、構造的な変化が起こることが関与しているということをNude(Journal of Neuroscience1996)が報告しています。それまで、脳細胞レベルの回復は本来不可能であるとされてきました。脳はもともと変化に富んだ細胞であり、刺激によって機能や構造が変わるのです。
原寛美先生(脳神経外科ジャーナル2012)は、この脳卒中後に生じる可塑性の知見に基づき、発症からの時期別に合わせた治療介入が重要としています。まず1st recovery stage(発症から3カ月程度)は患側皮質脊髄路の興奮性が低下し、脳細胞が変性を惹起させる時期で、患側皮質脊髄路を興奮性に着目すべきである。早期離床のみならずリハビリテーション栄養学的にも早期摂食が重要となり、症状に合わせ麻痺側皮質脊髄路の興奮と、安静による全身的な廃用を予防する介入が必要となる。次に2nd recovery stage(発症直後から始まり、3ヵ月をピークに発症から6ケ月程度で減弱する)は、非麻痺側大脳皮質からの過剰な皮質間抑制となる時期で、非麻痺側の過剰使用を抑え、可能な限り麻痺側の使用を促す時期である。難易度設定を行い質的な介入と本人が自発的に使用頻度を高め、運動麻痺の回復に必要な量的な担保を誘導していくが重要となる。この時期には、しばしば痙縮が顕著化し運動麻痺や動作を阻害する因子となることが見られる。当院では、上記の様な症状を有する場合かつ当院の適応基準に該当する場合、早期より、ボツリヌス治療や反復経頭蓋磁気刺激療法(TMS)、電気刺激療法(IVES、ES、FES、TES)、HAL-SJ、装具療法などの併用を行うようにしている(詳細は「最先端リハビリテーション」のページをご覧ください)。
従来型の個別リハビリテーションや自主訓練だけでは手が届かなったものが、これらの最先端技術を加えることで新たな刺激となり、脳の可塑性を引き起こし、回復に繋がるケースがあります。今までの常識であった「6ケ月の壁」を破壊し、Innovationを起こしつつあります。急性期から生活期まで原寛美先生の脳卒中回復可塑性のステージ理論をもとにシステム化し、如何にリハビリテーションと日常生活を同化させ使用頻度を増やし、6ヶ月を過ぎても機能回復を諦めず、同じコンセプトでリハビリテーションを継続することで改善を認めるのです。そのためには、退院後も安心してリハビリテーションを受けることができる体制が必要であり、当院では外来リハビリテーション、通所リハビリテーション(デイケア)、通所介護(デイサービス)、訪問リハビリテーションの4つから選択できるようにしています。
当院では、積極的な技術研修会や学術大会への参加及び発表、院内勉強会を推奨し、最先端の医療技術の導入と学術的な知識も研鑽し、患者様とご家族様の人生に寄り添えるようなリハビリテーションを提供し、地域に愛され、必要とされるリハビリテーションチームを目指しています。 今後とも藍の都脳神経外科病院リハビリテーション部を宜しくお願い致します。

副主任  岸 哲史

岸 哲史

脳卒中リハビリテーションを畢生の仕事にしようと決心したのは、専門学校の臨床実習でした。
私が担当させて頂いた方は、40代の男性で重度の片麻痺を呈していました。
その方の心のなかは、仕事を失った苦しみや病気への怒り、障害を負ったことへの悲しみで混沌としていました。
その時、脳卒中医療の厳しさを知り、だからこそ、この道を進みたいと思いました。
我がリハビリテーション部のスタッフは、若いですが思いやりの心を大事にする者ばかりです。
「医学は患者と共に始まり、患者と共にあり、患者と共に終わる」ウイリアム・オスラーが残した言葉のように、患者様と共にあり続けるリハビリテーション部を目指して、スタッフ一同日々医療職としての資質を磨いていきたいと思います。

副主任  石橋征之

石橋征之

脳卒中に罹患し、後遺症が残存した患者様が退院される際に、病院という特殊な環境から出て行くことへの不安、入院前とは違う身体の状況で生活することへの不安など多くの不安を抱えていらっしゃると思います。そのような患者様、ご家族様の不安を少しでも軽減し、住み慣れた家、地域で自身の望む生活を送ることができるよう、退院直後からの訪問リハビリで関わっていきたいと思います。

副主任  唐渡  弘起

唐渡  弘起

脳卒中の患者様にとって、疾患が治る事と普段の生活に戻る事は同じ事のようで異なります。 日進月歩のリハビリテーション医療のなかで、当院の特色であるボツリヌス療法や反復性経頭蓋磁気刺激(rTMS)、中周波や随意運動介助型刺激装置(IVES)を利用し、病前病後のギャップを少しでも無くし、慣れ親しんだ地域での生活を継続できるように努めていきます。

副主任  西岡将

西岡将

私は、主に急性期病棟を担当しています。急性期病棟では、PT・OT・STといった職種間でのコミュニケーションをしっかりとり、よりよいリハビリテーションを患者様へ提供しようと日々努力しています。また、PT・OT・STのみだけでなく、看護師ともコミュニケーションをしっかりとれるようにチーム活動や申し送りへの参加などを通して、早期離床・早期摂食・早期リハビリを円滑に行うことを目的としています。患者様の機能回復や安心してリハビリテーションを受けていただける環境をご提供できるように切磋琢磨していきます。

副主任 寺岡 敦司

副主任 寺岡 敦司

私は食べるリハビリ、しゃべるリハビリを担当しています。
突然に脳卒中を発症した患者様にとって、食べられない、しゃべれないというストレスは計り知れないものです。少しでも患者様に寄り添って安心安全なリハビリテーションを行い、患者様が食べる喜びやしゃべる楽しさを感じて頂けるように努力していきます。

副主任 木崎 哲

副主任 木崎 哲

私は日常生活での課題がより具体的となる退院後のリハビリテーション(生活期)を主に担当しています。昨今の少子高齢化社会において、健康寿命を延ばすための回復と予防の観点でリハビリテーションの役割は重要視されています。特に脳血管障害におけるリハビリテーションの場合、症状や障害がより複雑であるため、ご本人様とご家族様、医療と介護の専門職が、ひとつのチームとして協力していくことが不可欠となります。当院の持つ最新機器や知見、技術により最大限の機能回復・能力向上を図りつつ、ご病気や障害だけでなく、個別性(その方らしさ)を大切にした関わりを心掛けております。この地域にお住まいの方々が、安心して活き活きと過ごせるように、精一杯努力していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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