医療法人啓光会
藍の都脳神経外科病院
AINOMIYAKO NEUROSURGERY HOSPITAL
救急病院認定/365日24時間対応
平成24年11月1日SCU(脳卒中ケアユニット)開設予定
  • 当院について
    • 院長挨拶
    • 院長略歴
    • 病院理念
    • 届出済施設基準
    • 受付
    • 待合室
    • ナースステーション
    • 手術室
    • 血管造影室
  • 当院の特徴
  • 医師のご紹介
  • 入院について
  • 部門紹介
    • 看護部
    • 看護部教育担当
    • 放射線部
    • リハビリテーション部
    • 薬剤部
    • 臨床検査部
    • 栄養部
    • 医事課
    • 地域連携室
    • 居宅介護支援事業部
  • 外来診察案内
  • 緊急超急性期高度治療への取組
  • 高度専門的治療への取組
    • 頭蓋内コイル塞栓術
    • ステント留置術
    • 顕微鏡脳外科手術
    • ボトックス療法
    • PCI
    • ペースメーカー
    • 禁煙外来
    • ICPモニタリングシステム
    • AVM(脳動静脈奇形)塞栓術
    • d-AVF(硬膜動静脈瘻)
    • 術中ICG蛍光血管撮影
    • 術中神経モニタリング
  • 診療統計
  • 手術実績
  • 救急受け入れ実績
    • 平成23年度
    • 平成24年度
    • 平成25年度
    • 平成26年度
    • 平成27年度
    • 平成28年度
    • 平成29年度
  • 脳ドック
  • ボトックス
  • 肉毒杆菌
  • TMS
  • NCDへの参加について
  • 広報誌
  • お問い合わせ
中国語英語対応スタッフ
脳卒中センター
SCU 脳卒中ケアユニット
脳神経外科専門外来
緊急超急性期高度治療への取組
もの忘れ・水頭症外来
ボトックス外来
最先端リハビリテーション
医療観光
NASVA
病院情報の公表
回復期リハビリテーション
地域連携室
居宅介護支援事業部
研修会・研究論文・学会業績
当院の取り組み
頭を打った時は
交通・アクセス
スタッフ募集
医療法人啓光会 藍の都脳神経外科病院
大阪市鶴見区放出東2丁目21番16号
TEL:06-6967-7727
mail:hosp@ainomiyako.net
QRコード

もの忘れ水頭症外来

担当医師 宮崎 晃一 先生

spasticity_img05

 

 

Q&A

1.症状はどのようなものがありますか?
2.かならず手術が必要でしょうか?
3.手術したら治るのでしょうか?(予後)
4.手術するなら急ぎますか?(準備中)
5.手術はどのように行われますか?(部位)(準備中)
6.手術は危険でしょうか?(自他のデータ)(準備中)
7.手術後の治療は?(フォローについて)(準備中)

Q1:症状はどのようなものがありますか?

A1:正常圧水頭症になると患者様は歩きにくくなったり、頭の回転が悪くなったり、尿漏れしやすくなります。これらを歩行障害、認知障害、排尿障害と呼び医正常圧水頭症の三徴(さんちょう:3つの症状)として診断の重要なポイントとなります。
ただし、2点ほど注意すべき点があります。一つは、正常圧水頭症ではなくても高齢の患者様はしばしばよく似た症状を持っているということ、もう一つは正常圧水頭症の患者様もこれらの症状のすべてが当てはまるわけではないということです。 正常圧水頭症の患者様の多くは60歳以上であり、歩行障害については、腰痛やひざ関節の悩み、脳卒中の後遺症や他の神経疾患から歩きにくくなっている場合も多くあります、認知障害ではアルツハイマー病を初めとした他の認知症疾患を持たれている患者様も多くいらっしゃいます。正常圧水頭症での歩行障害は、両足を広げて歩き(broad-based gait)、歩幅が小さくちょこちょこと歩く(smal-step gait)ようになり、とくに方向転換に時間がかかるようになります。また、認知障害はよく物忘れとも呼ばれておりますが、正常圧水頭症での認知障害は記憶障害(物忘れ)よりも精神運動速度(考えるスピード)の低下を特徴とします。つまり「同じ話を何回もする」や「間違った返事をしてしまう」ではなく、「正しい返事ができるが時間がかかる」という症状になる傾向があります。 症状の出現頻度については、日本で行われた多施設研究SINPHONIの報告によると、MRIで正常圧水頭症が疑われた患者様のなかで、3つすべての症状がそろっているのは約半分の51%であったといいます。つまり、症状の1つや2つだけしか当てはまらないために、注意深く診察しなければ病気が見逃されてしまう恐れもあります。
診断や治療を検討するうえで、これらの正常圧水頭症からの症状であるのか、他の原因や疾患による症状であるのか、また両方が混ざっているのかを検討し総合的に考える必要があります。

Q2:かならず手術が必要でしょうか?

A2:しばしば受ける質問に、「水がたまり続けているならば早く水を抜かなければ危険ではないか?」というものがあります。正常圧水頭症は直接生命に係わる病気とは考えられていないので、命を助けるという意味では必ずしも手術を必要とする訳ではありません。脳の中の水、髄液は常に生産と吸収が行われて入れ替わっています、決して頭の中にたまり続けている訳ではありません。”正常圧”水頭症と名前がついているように、頭蓋内圧(頭の中の圧力)が上がってしまい生命の危険を及ぼすことはありません。
手術の目的は、正常圧水頭症による歩行障害や認知障害、排尿障害などという生活に差し障る症状を改善することにあります。頭のMRIや、タップテスト(髄液を一時的に抜いて反応をみる)で症状の改善が期待できるならば手術を受けることが一つの選択肢になると考えます。現在困っている症状と、それが改善されて変わる生活などをよく考えて決める必要があります。

Q3:手術したら治るのでしょうか?

A3:シャント手術によって正常圧水頭症の治療が行われておりますが、これは症状を改善することを目標とする対症療法であって、この病気を根治できるわけではありません。ここで、解説が必要となる点は「シャント手術による症状改善の可能性はどの程度か?」「症状改善はどの程度か?」「効果はずっとつづくのか?」の3点が挙げられると考えます。
「シャント手術による症状改善の可能性はどの程度か?」
手術により症状が改善した人は全体の80%、手術の一年後も症状の改善が持続していた人が全体の69%だった。これも2010年に報告された日本の多施設研究SINPHONIの結果で、手術による改善の可能性を説明するのに参考にしやすいデータです。世界中で様々な改善率が報告されていますが、どのような患者さんを手術したかや、何をもって改善とするのかなどにより大きくデータが変わってしまうので、単純に比較することはできません。また、前述の数字を患者さん個人にあてはめて考える場合も同じで、併せてもっている持病や、手術後の目的などが一人ひとり違うため、それぞれに検討をする必要があります。
「症状改善はどの程度か?
予測することは極めて困難であるといえます。多くの医師が様々な方法や尺度をもって手術後の状態を予測しようと試みていますが、いまだ正確に症状改善の程度を予測できているとは言えません。再度SINPHONI研究の報告から引用すると、手術から一年後に約40%の人がmRSという障害の程度を5段階で表す指標で1段階の改善が認められています、これは一人で行けなかった買い物に行けるようになったり、着替えなど身の回りのことが自分で出来なくなっていた方ができるようになったりというレベルです。さらに劇的に改善した人も30%以上いた一方で25%程度の方は症状に変化がなく、またごく一部に悪化してしまっている患者さんもいらっしゃいます。これは併せ持っている認知症などの病気、腰痛やひざの痛みからの歩行障害なども影響し、患者さんごとに経過は異なってきますので、私たちはタップテスト(一時的な髄液の抜き取りによる検査)の結果を参考にしながら説明しています。
「効果はずっとつづくのか?」
前述のようにSINPHONI研究のデータ では、症状が一年後に改善していた患者さんは手術を受けた患者さん全体の69%でした。2010年から2011年に日本において行われたSINPHONI-2研究では診断をうけてすぐに手術を受けた患者さん45人の中で1年後に症状が良くなっていたのは32人で67%となっています。これはすなわち残りの3割程度の患者さんは1年後の時点で客観的に指摘できるほどよくなっていないか、逆に悪くなっていることを意味します。手術を受けて一度症状が大きく改善することができたとしても、特にご高齢の患者様では関節の痛みや筋力の低下など他の原因からも症状が再度悪化してしまうことがあります。よって、手術を受けた後も通院していただき、適切な治療と生活管理を継続していく必要があります。

▲Page Top
HOME サイトマップ お問い合わせ mail:hosp@ainomiyako.net