医療法人啓光会
藍の都脳神経外科病院
AINOMIYAKO NEUROSURGERY HOSPITAL
救急病院認定/365日24時間対応
平成24年11月1日SCU(脳卒中ケアユニット)開設予定
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ステント留置術

切らずに治す、血管内治療

血管内治療とは、血管内手術とも言われ、血管撮影装置の画像検査をガイド役として、血管の中にカテーテルという細い管を入れて行う手術のことです。
メスを用いない事により、患者様の身体的負担の少ない治療法になります。

脳血管内手術(ステント留置術)の様子

頚動脈狭窄症に対するステント留置術

動脈硬化により細くなってしまった頚動脈を、風船のついたカテーテルで押し広げ、その後に、ステントという形状記憶合金でできた筒を内張のように留置する治療です。

術前術後

術前画像  :  内頚動脈に高度の狭窄を認めます。
術後画像  :  内頚動脈に狭窄は認められません。

実際の頚動脈狭窄症の発見から治療

数年前から両方の上肢にしめつけられる感じがあり、来院時は頭痛もあるとのことで、当院に来られました。
来院時に撮影した頭部MRI・頭部と頚部のMRA画像です。

DWI画像 頭部MRA画像
頚部MRA画像 正面像 斜位像

さらに頚動脈の狭窄部を詳しく把握するため、MRI撮影のBB法(Black Blood法)にて撮影しました。
血管壁に血栓が付着していることが把握できました

BB法による画像 側面像 横断像(下から見た画像)

上記の画像により、DWI画像により右前頭葉に脳梗塞が指摘され、さらに頚部MRA画像により両側内頚動脈狭窄があり、入院となりました。
また後日、頚動脈ステント留置術(CAS)を行うことになりました

頚動脈ステント留置術中の血管造影にて形態の把握を行いました

正面像 側面像

3D特殊撮影により狭窄部の長さや太さなどの形態把握を行いました

3D特殊撮影画像 側面像 計測側面像

3D特殊撮影で形態の把握をし、狭窄部の長さや血管の太さを把握することにより、頚動脈ステントのサイズを決めました。

ガイドワイヤーを右内頸動脈に通し、狭窄部に対して、あらかじめバルーンカテーテルを使用し、慎重に、少しずつ拡張しました

正面像 バルーン拡張中の画像

頚動脈ステントを留置するための位置を決めました。
手術中は、狭窄部にある血栓が頭部血管に流れていかないように、バルーンなどを使用しています。
最終的にバルーンを縮める前に、血栓吸引カテーテルを用いて血栓の吸引を行います。
頭部血管に血栓が流れていくと、脳梗塞を引き起こすことになるので、細心の注意を払い手術しています。

頚動脈ステントの位置決め画像 正面像 側面像

頚動脈ステントを留置し、さらに拡張用のバルーンカテーテルを用いて、ステント内を拡張させました。

側面像 ステント内を拡張中の側面像 ステント内を拡張中の正面像

最終の確認の血管造影画像により、頚動脈ステント内が拡張され、血流が確保されていることが確認できました

正面像 側面像

頚動脈ステント留置前と留置後の画像比較

治療前の画像 治療後の画像

治療前は血管壁が、凹凸であるが、頚動脈ステント留置後は凹凸部がなく、きれいな血管壁になり、血流も確保されています。
なお、この患者様は14日で退院しました。
退院後も定期的に、頚動脈エコー検査や頭部MRI MRA検査・頚部造影CTA・血管造影検査などを行い、治療効果が十分か、再狭窄がないかを慎重に観察しています

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