当院では日本脳神経外科学会専門医9名(内指導医8名)、日本脳神経血管内治療学会専門医6名(内指導医1名)、日本脳卒中の外科学会技術指導医4名が在籍していることから、治療困難な動脈瘤に対しても脳動脈瘤の手術治療には従来の開頭による顕微鏡下クリッピング術とカテーテルによるコイル塞栓術の両方が24時間365日体制で実施できるのが大きな特徴です。

写真1)は巨大内頸動脈未破裂脳動脈瘤です。

写真①

前脈絡叢動脈をコイルで閉塞させないようにステントを併用(写真2)して完全に脳動脈瘤を閉塞(写真3)しています。

写真②

写真③

なお(写真4)の手術風景にあるようにこの手術には大阪ろうさい病院主任部長豊田真吾先生(大阪大学)にご指導にお越しいただき佐々木院長が執刀、矢野副部長(指導医)がアシスト参加しています。

写真④

また手術を安全に後遺症なく実施するためにMEPという神経モニターリング(写真5)を実施しながら手術を行なっています。

写真⑤

(写真6)は重症の巨大破裂脳動脈瘤(前交通動脈:クモマクシタ出血)で、コイル塞栓できないため(写真7)開頭による顕微鏡下でのクリッピング術を実施しています。

写真⑥

写真⑦

かなり複雑な形態であったため合計五つのクリップを実施(写真8)して動脈瘤を完全閉塞させています。

写真⑧

写真⑨