2023年12月24日クリスマスイブ、当院でニューロリハビリテーション特別外来を通じ、ご指導いただいている聖マリアンナ医科大学 リハビリテーション医学講座 主任教授 佐々木信幸先生に「脳卒中の予後予測とリハビリテーション医療について」をクリスマス特別セミナーとしてご講義頂きました。
佐々木信幸教授は、rTMS治療(反復経頭蓋磁気刺激治療の世界的研究者で、主な対象は、脳卒中後の運動麻痺、失語症、パーキンソン症候群、慢性疲労症候群、筋痛性脳脊髄炎などがあります。)や上下肢痙縮のボツリヌス治療をご専門とされています。 特にこの数年間は新型コロナ感染後遺症であるブレイン・フォグ(脳にモヤがかかった様な症状で、注意や記憶の低下などを起こす)に対するrTMS治療で、NHKを中心に各種メディアで特集が組まれるなど、非常に注目されている先生です。
今回の講義では、脳卒中の予後予測をすることは、患者様の治療計画を検討する上で非常に重要なことであり、明日から臨床に役立つ様な興味深い内容でした。 また、脳画像の解釈や画像だけでは分からない臨床を通して検討していく必要性があることなど、実臨床に役立つ内容をご講義頂きました。
大阪東部地区の地域の皆様になくてはならない病院に成長すべく、リハビリテーション部一同、日々精進して参ります。どうぞ今後ともご理解ご協力のほどお願い申し上げます。
文責 リハビリテーション部 科長 君浦隆ノ介 / 副科長 岸哲史、石橋征之、唐渡弘起、西岡将