人工膝関節センター
センター長からの挨拶
2022年7月1日より藍の都脳神経外科病院に新たに開設された人工膝関節センターのセンター長に就任いたしました宮本隆司と申します。
私は大学卒業後に大阪大学整形外科医局に所属し、関連病院での研修を終え、大阪大学病院で助手を務めた後、2001年から大阪医療センターに移って人工膝関節置換術を始めました。人工関節センター長としてこの21年間に執刀した約3700症例の経験を活かし、藍の都人工膝関節センターの最新の手術設備と熟練したスタッフ、さらに40名超の理学療法士による綿密なリハビリプログラムにより、患者様のさらなる治療成績の向上を目指したより進化した医療を提供してまいりたいと考えています。
人工膝関節術とは
そもそも人工膝関節置換術とは、歯科で例えると虫歯にいわゆる「かぶせ」をかぶせる治療とよく似ています。加齢変化によって膝の骨と骨の間にある軟骨の摩耗が進み、骨どうしがぶつかるようになり、関節の形もO脚やX脚になってくる中高年の方に特有の変形性膝関節症という病気があります。人工膝関節置換術は、その痛みのために歩行が困難になったり日常生活に支障がでてきたりした場合に、関節の表面の骨を薄く削って金属の「かぶせ」をかぶせて骨どうしが当たらなくする治療法です。同時にO脚やX脚変形も矯正して元の形に戻します。また、骨の血流が悪くなって膝付近の骨が一部くずれてくる骨壊死症という病気や関節リウマチによる膝の障害に対しても人工関節置換術を行っています。いずれの手術においても傷を大きくせず、筋肉にも極力操作を加えない最小侵襲手術手技という技術を用い、さらに靭帯や骨も極力温存するように努めています。
膝に痛みをかかえ、今までにいろいろな治療を受けてきたものの症状に改善がみられなくなってしまった場合、是非一度ご相談ください。
手術実績
担当Dr
人工膝関節センター長
宮本 隆司 先生
担当曜日: 火(午前・午後)、木(午後)
資格:
・日本整形外科学会認定 専門医
・日本リウマチ学会認定 専門医
・日本スポーツ協会認定スポーツドクター