手術実績

主な手術症例数 2020年
1月~12月
2021年
1月~12月
2022年
1月~12月
開院からの総数
2011年7月
 ~2022年12月
経皮的血栓回収術
経皮的脳血管形成術
19件 32件 28件 266件
経皮的頚動脈ステント留置術
脳動脈瘤コイル塞栓術
43件 33件 40件 471件
脳動脈瘤頚部クリッピング術
開頭血腫除去術
18件 21件 35件 418件
脳腫瘍
脳動静脈奇形
微小血管減圧術
17件 23件 18件 127件
水頭症手術
ITB療法髄腔内持続注入用
  埋込型ポンプ設置術
17件 12件 10件 335件
脊椎・脊髄手術 113件 122件 113件 1,239件
頭部外傷(慢性硬膜下血腫/他) 60件 46件 55件 795件

 

主な手術外症例数 2020年
1月~12月
2021年
1月~12月
2022年
1月~12月
開院からの総数
2011年7月
 ~2022年12月
t-PA治療 25件 29件 26件 387件
ボツリヌス治療 813件 857件 838件 5,250件

手術実績

🌟循環器科からのお知らせ🌟

🌟循環器科からのお知らせ:脳と心臓の同時カテーテル検査を実施しています。🌟

当院では脳神経外科的な血管疾患を抱える患者様でかつ、心臓循環器的な疾患を診断した場合は、脳神経外科と循環器科の合同での一期的(一回の検査で脳と心臓を検査する意味です。)カテーテル検査を実施しています。

これにより、より安全で患者様の負担を少なく実施することができています。

 
矢野副部長(脳血管内手術指導医)と加藤循環器副部長(山平浩世部長指導)での合同実施風景

脳血管内治療班からのお知らせ【 藤田保健衛生大学脳神経外科教授中原一郎先生、春日部中央病院循環器科部長安藤弘先生のご指導で脳血管内治療チームと循環器チームの合同で治療を実施しています。】

🌟脳血管内治療班からのお知らせ🌟

藤田保健衛生大学脳神経外科教授中原一郎先生、春日部中央病院循環器科部長安藤弘先生のご指導で脳血管内治療チームと循環器チームの合同で治療を実施しています。

 
   

藤田保健衛生大学中原教授ご指導での手術風景(佐々木院長執刀、五味副部長副執刀、メインアシスト矢野副部長(脳血管内指導医)、小林副部長)

 

春日部中央病院安藤弘部長ご指導での手術風景(山平浩世部長執刀)

右側の椎骨動脈の起始部の重度狭窄の状況で左鎖骨下動脈の閉塞を認めている複雑な主幹血管の血流不足のある患者様の場合は、まず右側椎骨動脈の起始部の部分を脳血管内手術専門医チームで拡張し、十分な血流を維持した上で左鎖骨動脈の閉塞部分を循環器チームで再開通させる手法をとります。

椎骨動脈の起始部の重度狭窄
左鎖骨下動脈の閉塞

脳血管内手術治療においては、PTAバルーンを使って拡張し、ほぼ完全に元の太さに修復しました。

その後二週間後に循環器チームで、閉塞している左鎖骨動脈に対し、良好な再開通が得られています。

 

PTAバルーン
ほぼ完全に元の太さに修復
良好に再開通

当院には日本脳神経外科学会専門医8名、日本脳神経血管内治療学会専門医5名(内指導医1名)、日本脳卒中の外科学会技術指導医3名が在籍しています。かような複雑な疾患でのご相談は、佐々木院長山平浩世部長に外来にてお気軽にご相談ください。

 

余談ですが、春日部中央病院安藤先生、当院佐々木院長、当院膝関節人工関節センター長(本年7月開設予定)宮本隆司先生は大学時代医学部バレーボール近畿大会でニ連覇した時のチームメイトです。

 

AVM-硬膜動静脈瘻治療班からのお知らせ:難治性の高いAVMに最新塞栓物質ONYXや、テント部に発生した硬膜動静脈瘻に対し塞栓術を実施し完治しています。

🌟AVM-硬膜動静脈瘻治療班からのお知らせ🌟
難治性の高いAVMに最新塞栓物質ONYXや、テント部に発生した硬膜動静脈瘻に対し塞栓術を実施し完治しています。

当院には日本脳神経血管内治療学会専門医5名(内指導医1名)が在籍しており、AVM(脳血管奇形)や硬膜動静脈瘻のような高難易度の脳血管内手術治療技術を必要とする治療も積極的に実施しています。

以下はテント部に発生した硬膜動静脈瘻です。

出血を高率に発生しますので予防的に脳血管内手術(塞栓術)を実施し完全に閉塞させています。

執刀は矢野達也副部長(脳血管内手術指導医)、ご指導に香川医科大学准教授川西先生、アシストに佐々木院長小林副部長が参加して実施されています。

このようなAVMや硬膜動静脈瘻の手術治療のご相談は、矢野達也副部長(脳血管内手術指導医)にご相談ください。

文責 総務室副室長 津之浦暁
院長秘書 植林明日香

✫頭蓋底腫瘍班からのお知らせ✫高難易度のFalcotentorial meningioma への顕微鏡下手術を実施しています。

🌟頭蓋底腫瘍班からのお知らせ🌟
高難易度のFalcotentorial meningioma への顕微鏡下手術を実施しています。✫

当院には日本脳神経外科学会専門医8名(内指導医7名)、日本脳神経血管内治療学会専門医5名(内指導医1名)、日本脳卒中の外科学会技術指導医3名が在籍しています。

 

以下の写真の通り、脳の最深部に発生している良性腫瘍Falcotentorial meningioma に対し、

 

開頭での顕微鏡下手術による摘出術を実施し良好に摘出できています。

開頭後
摘出後

岩崎名誉院長が執刀、アシストに五味副部長佐々木院長が参加しています。

手術中はSEP神経モニタリングを実施しながら行うことで術後合併症なく安全に手術ができるよう細心の注意を払っています。

頭蓋底脳腫瘍の手術治療のご相談は名誉院長岩崎孝一先生、佐々木院長五味副部長(院長補佐)の外来に

お気軽にご相談ください。

文責 総務室副室長 津之浦   
院長秘書 植林   

脳動脈治療班からのお知らせ 巨大脳動脈瘤に対してもステントアシストコイル塞栓術やクリッピング開頭手術を柔軟に実施しています。

🌟脳動脈治療班からのお知らせ🌟
巨大脳動脈瘤に対してもステントアシストコイル塞栓術やクリッピング開頭手術を柔軟に実施しています。

当院では日本脳神経外科学会専門医9名(内指導医8名)、日本脳神経血管内治療学会専門医6名(内指導医1名)、日本脳卒中の外科学会技術指導医4名が在籍していることから、治療困難な動脈瘤に対しても脳動脈瘤の手術治療には従来の開頭による顕微鏡下クリッピング術とカテーテルによるコイル塞栓術の両方が24時間365日体制で実施できるのが大きな特徴です。

巨大内頸動脈未破裂脳動脈瘤です。

前脈絡叢動脈をコイルで閉塞させないようにステントを併用して完全に脳動脈瘤を閉塞しています。

 

なお左の手術風景にあるようにこの手術には大阪ろうさい病院主任部長豊田真吾先生(大阪大学)にご指導にお越しいただき佐々木院長が執刀、小林副部長矢野副部長(指導医)がアシスト参加しています。

神経モニタリング

また手術を安全に後遺症なく実施するためにMEPという神経モニタリングを実施しながら手術を行なっています。

左上の写真は重症の巨大破裂脳動脈瘤(前交通動脈:クモマクシタ出血)で、コイル塞栓できないため右上写真のように開頭による顕微鏡下でのクリッピング術を実施しています。

 
   

かなり複雑な形態であったため合計五つのクリップを実施して動脈瘤を完全閉塞させています。

術中風景にあるように執刀は佐藤副部長、指導に佐々木院長五味副部長がアシストに参加されています。

脳血管内手術専門医5名総出で重症緊急疾患(上矢状静脈洞〜横静脈洞閉塞)を完全再開通させることが出来ました。

致死率の高い重症緊急疾患(上矢状静脈洞〜横静脈洞閉塞)は正確な診断もさることながら治療も大変困難です。当院では法人に在籍する脳血管内手術専門医6名(内 一名指導医)の内、藍の都本院所属5名(佐々木院長矢野副部長小林副部長佐藤副部長五味院長補佐)が矢野副部長(指導医)の陣頭指揮の下、脳血管内緊急手術を実施(Gateway microballoonでの閉塞静脈の拡張とtrevo stent retriever での血栓回収)し、約8時間をかけて完全正常化(再開通)させ救命することが出来ました。なお、診断は長谷川名誉会長が外来で迅速かつ正確に診断をいただきました。


脳血管内手術専門医5名 (佐々木院長矢野副部長小林副部長佐藤副部長五味院長補佐) 総出での手術風景

閉塞している上矢状静脈洞〜横静脈洞
手術後に完全再開通した上矢状静脈洞〜横静脈洞
使用した最新の血栓回収デバイス
(Trevo stent)
血管拡張用micro balloon(gateway)

 文責  
理事長総務室 副室長 津之浦暁  
植林明日香  

脳血管内手術治療科からのお知らせ最新治療wingspanステントを実施しています。

🌟脳血管内手術治療科からのお知らせ🌟
最新治療wingspanステントを実施しています。

従来は治療が確立されていなかった内頸動脈錐体部(頸動脈ではありません)の重度狭窄の患者様にPTA(血管拡張術)に連続して最新鋭治療デバイスであるwingspanステントをマウントし良好な治療成績を獲得しています。

 
手術風景

またこの治療には、大阪脳神経外科病院 浅井克則先生(大阪大学)にご指導にご来院いただき、佐々木庸院長が執刀、アシストに矢野達也(脳血管内手術指導医)副部長と着任早々の佐藤公俊副部長も参加し脳血管内専門医4名体制で実施しています。

4mmマイクロバルーンで拡張し4.5mm Wingspanを留置
内頸動脈錐体部 術前術後
Wingspan stent

脳腫瘍治療班からのお知らせ“脳神経外視鏡と脳神経内視鏡をDual併用し安全な手術を実施しています”

🌟脳腫瘍治療班からのお知らせ🌟
“脳神経外視鏡と脳神経内視鏡をDual併用し安全な手術を実施しています”

脳腫瘍において顕微鏡下での手術実施だけでなく、最新の脳神経外視鏡をベースに脳神経内視鏡を併用してより安全に、かつより患者様への負担を少なく実施しています。

 

脳神経内視鏡を併用している手術風景(執刀は脳腫瘍班班長 名誉院長岩崎孝一先生、アシストに佐々木庸院長小林紀方副部長五味正憲副部長が参加)です。

手術風景 執刀 名誉院長岩崎孝一先生
アシスト 佐々木庸院長小林紀方副部長五味正憲副部長
術前
術前

術後検査で安全に摘出されています。

術後
術後

当院では脳神経外科専門医9名、内、脳卒中の外科指導医4名在籍しています。
脳腫瘍においてのご相談は、名誉院長岩崎孝一先生、名誉会長長谷川洋先生佐々木庸院長の外来の診療でお気軽にご相談ください。

     文責   
理事長総務室 副室長 津之浦暁  
植林明日香  

脳血管内手術治療班からのお知らせ

🌟脳血管内手術治療班からのお知らせ🌟

繰り返し再発する頭蓋内中大脳動脈狭窄症に対しwingspanを実施しています。

矢野達也副部長(日本脳血管内手術指導医)の執刀のもと、五味正憲副部長アシスト、佐々木院長の指導アシストで実施しています。

こういった症例でのご相談は、脳血管内手術治療班の矢野達也副部長、佐々木庸院長の外来にお気軽にご相談ください。

文責 副室長 津之浦暁  

植林明日香  

矢野副部長執刀、五味副部長アシスト、佐々木院長指導風景


治療前中大脳動脈                                          治療後中大脳動脈


wing span 全景

頭蓋底腫瘍(聴神経腫瘍)手術治療班からのお知らせ

🌟頭蓋底腫瘍(聴神経腫瘍)手術治療班からのお知らせ🌟

当院では岩崎孝一名誉院長(北野病院 元主任部長)が当院就任されて以来、積極的に聴神経腫瘍の顕微鏡下開頭摘出術を実施しています。

手術においては直接顔面神経刺激モニターを使用して顔面神経の温存に最新技術を導入しています。

 

手術風景(執刀、岩崎名誉院長 アシスト、佐々木院長)

                      
術前
術後

〒538-0044 大阪市鶴見区放出東2丁目21番16号
TEL:06-6965-1800

日本脳神経外科学会専門医研修プログラム研修施設
  • 公益財団法人田附興風会 医学研究所 北野病院連携施設
  • 滋賀医科大学医学部付属病院関連施設
日本脳卒中学会認定教育病院
大阪府災害医療協力病院
 
9:00~12:00
(受付 8:45~11:30)
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14:00~17:00
(受付 13:30~16:30)
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<受付・診療時間>
 診療日  : 月曜日~土曜日(土曜日は午前中診療)
 受付時間 : 午前 8:45~11:30 午後 13:30~16:30
 診療時間 : 午前 9:00~12:00 午後 14:00~17:00
<面会時間>
 一般病棟:
  平日 午後14:00~20:00 / 土日祝 午前11:00~20:00
 SCU(脳卒中ケアユニット)・ICU(集中治療室):
  平日 午後14:00~15:00 / 午後19:00~20:00
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