
中国に最新式の脳卒中リハビリ 専門センターを作ることを目的に当法人 と和康医療集団で 合作 会社を設立しました。

外観:杭州九和病院に当センターを日中合作で開設することになりました。
佐佐木脳康复中心のリハビリテーション室。
天井懸架式歩行レールなどのリハビリテーション機器を導入しています。
今後、最新のリハビリ機器を導入し、藍の都 Style のリハビリが中国でも 提供できる 施設を目指します。

佐佐木脳康复中心の主要な中国スタッフは、日本式を取り入れるために、日本でのトレーニングを推奨しています。
「中国でも藍の都水準の脳卒中リハビリテーションを!」を合言葉に、国際貢献事業として日々精進してまいります。
ご挨拶

理学療法士 西岡 将
少子高齢化は日本だけではなく、世界的に深刻な問題となっています。高齢化が進めば、当然増えてくるのが成人病です。そして成人病の慣れの果てである心臓や脳の血管障害が、これまで以上に増えてきます。そこで問題となってくるのがリハビリテーション医療です。中国ではリハビリテーション医療が、先進諸国に比べ遅れているため、近年、最先端リハビリテーションの招致や技術指導依頼を目的とした訪日が増えてきています。その使節団として、2018年夏に当院にお越しになったのが、今回の合作会社のパートナーである和康グループでした。
和康グループは、杭州市を中心に近隣都市も含め、平均500床クラスの病院を約17箇所経営しています。彼らは、中国でリハビリテーションを早くから導入し、力を入れてきたグループです。しかし、最先端のリハビリテーション導入もさることながら、中国は現在療法士育成に向けた制度設計中であり、日本では当たり前になっている専門性の部分に私は疑問を感じました。

私は理学療法士になって8年目になりましたが、それでも日々勉強が必要です。理学療法は非常に奥深く、一生をかけて学ぶべき学問であると痛感しています。日本では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の専門職を3職種に分け、その専門性を高めるようなシステムになっています。しかし、中国ではリハビリテーションという概念が生まれたばかりで、一つの職種が3職種の役割を全て担うという体制になっています。先ずは、そこから改善し、より専門性の高い療法士の育成をと考えています。また、日本で培った最先端リハビリテーション機器やボツリヌス治療についても積極的に導入し、中国のリハビリテーション医療の発展に微力ながら貢献できればと考えています。
藍の都Styleの脳卒中リハビリテーションを導入するために、中国の看護およびリハビリテーションスタッフを日本へ招聘し、藍の都脳神経外科病院で研修を行っています。「中国でも藍の都水準の脳卒中リハビリテーションを!」を合言葉に、様々な経験を通して研鑽していただいています。
中国で、ご知人やご家族の方が脳卒中リハビリテーションでお困りの際は、中国浙江省杭州市の九和医院佐佐木脳康复中心佐々木脳卒中リハビリテーションセンターへご相談頂けますと幸いです。また、日本の皆様へは中国スタッフの研修などでご協力いただくことが御座いますが、何卒宜しくお願い致します。